サザンイエローパイン
サザンイエローパイン材はアメリカ産の針葉樹で、ダイオウマツ、ショートリーフパイン、テーダマツ(ロブリーパイン)、
スラッシュパインの4種類の樹種から成り立っています。
これら4種類の樹種はサザンイエローパインとして供給され、サザンイエローパイン材検査局(SPIB)が定める
等級格付け基準に従い、米国針葉樹材規格委員会から承認されています。
サザンイエローパイン材はその自然な特質から、もっとも多目的な建築用木材として知られています。
特徴
独特な細胞組織は、防腐剤を深く均一に浸透させ、腐朽菌やシロアリ害を防ぎます。
多くの樹種では、防腐剤が木材の奥深くには浸透せず、表面に割れが発生すると防腐剤が入っていない部分が
むき出しになり、その部分から腐朽していきます。
また、木ビスの隙間から水が入り、そこから腐朽が進む例も多く見られます。
木材中心部まで均質に防腐剤が浸透するため、割れなどが発生しても、そこから腐朽することがありません。